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2010年02月22日(月) 記事No.69
いやはや最近二、三日間を空けてアニメ見るとありがたみが増すことに気づき実践中なので、アニメの感想はあんま書けてないんですが、アニメ見てない間にSF読み始めたのでその感想を少し。


1.「われはロボット」アイザック・アシモフ

SF好きの友人から、とりま読んどけと言われたので、読み始めました。でもこれが面白くなかったら本当にSF小説に関わるのはやめようと思ってました。中学生のときに小松左京の首都消失を読んで全く意味がわからなくて五十ページも読まずに断念したことがあり、それでSFは向いてないと思ってたんですね。しかし、星新一は普通に読めて「あっ俺長いの読めないのかw」と諦めてたのですが、「SFは面白い」と言う人間(信用にたる人間かどうかは微妙なんですが)に会ったので時間もあるしもう一回試してみようと思ったのです。そこで以前「象牙の塔の殺人」と黒後家で知ってたアシモフにしようと思ったのです。象牙の塔は正直推理小説としては好きなタイプではないのです、人間ドラマとか心情描写メインなのです。しかし、黒後家蜘蛛の会の方はユーモアもありかなり楽しく読めるのでお勧めです。

さて、今後を占うこの「われはロボット」決定版、超有名な小説でしかも超有名人が書いてる本です。これつまらんかったら諦めるしかないです・・・正直最初のロビイは「これそんな言うほど、面白いのか」と思ったのですが、話が進むにつれ目的と論理が結びついてきて、ロボットが人類にとってどのようにあることが人類の幸せにつながるのか?かなり大きな視点に広がって面白かったです。この小説ですばらしいと思ったのはロボットの使われる場所が宇宙空間がメインに書かれているところですね。それによりロボットと人間の関係の難しさをより考えさせてくれる。とにもかくにもかなり面白かったので、SF小説に対するトラウマはだいぶ薄れたのでしたw

2.「ファウンデーション」、「ファウンデーション対帝国」、「第二ファウンデーション」アイザック・アシモフ

アシモフの小説は面白いと確信してファウンデーションというシリーズものを今読んでおります。いま彼方への上巻の途中なのですが、「セルダンプラン」とか若干ついていけなかったのですが、ここへ来て小説の書かれ方がずいぶん変わっていて読みやすくなった感じです。まだ最後まで読んでないのであれですが心理歴史学のアイディアはかなり好きです。あんまり内容書いてもしょうがないので、好みは分かれるかと思いますが読んで損はないと思います。

3.「夏への扉」ロバート・A・ハインライン

クラークとハインラインとアシモフは読まないといけないようなので、勧められた「夏への扉」を読んだんですが、これめっちゃいい!!難しいことは抜きにして楽しめる作品だと思います、友人に裏切られ、恋人にも裏切られ、仕事もなくなって、その復讐も失敗し、その先で主人公の元に残ったものは!?

「愛に時間を」はかなり良かったです。まあこれを読むためにハワードさんのお話も読んだので、その分の思い入れというのもありますが、ちょっと長めですが、ドーラのお話とかだけでも読む価値はあります。四千年も生きる主人公が当然普通の人間と結婚出来るわけないんですが、養女として向かえた普通の人間のドーラが成長とともに主人公に恋をしてしまう、その結末が悲しいものだと知っているので当然主人公は拒むのですが・・・

他にハインラインで面白かったのは「人形つかい」です。ナメクジは気持ち悪いかもしれませんが読んでみると、人間描写というかアメリカ人描写?が興味深く感じられお勧めです。「宇宙の戦士」と「悪徳なんか怖くない」は、うーんあんまりお勧めしないです。

4.「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク

「2001年宇宙の旅」は映画のほうが面白かったです。しかし、この「幼年期の終わり」は抜群に良いです。SF読んで良かったーって感じですね。人間の営みそれを超えたところで物語を生成出来るのがSFの強みだと思いました。確かにドストエフスキーとかも嫌いじゃないんですが、ドストエフスキー等が描く「人間」とはまた違った枠組みで物事を考えられるので素晴らしいです。まさに傑作でした。

5.「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・ディック

人間とは何か?そんなことを考えさせられます。まあ難しい話は抜きにしても、アンドロイドと人間の違い、その境界を決める検査、主人公の求める「生きた」動物しかし動物には知性も感情も無い、そこに「生」という価値を信じ続けてアンドロイドを目的のため破壊していくが、自分の信じてきたものがアンドロイドたちにより正体を明かされて主人公は・・・
若干重たいですが、読後感はそれほど悪く無かったです。

6.「火星年代記」レイ・ブラッドベリ

火星に移民する短編集何ですけど、これは本当に静かなんだけど美しい、フェルメールブルーのような凄みが短編の中にちりばめられており、とても綺麗な作品だと感じました。テーマとしてはもっと面白い火星物の作品は当然あるのでしょうが、この「火星年代記」の美しさは中々無いんじゃないですかね。
レイ・ブラッドベリという人の作品がみんなこうなのかわかんないですが、本当に素晴らしかった。しかし残念なことに、近くの本屋にレイ・ブラッドベリの本が置いてないんですよ・・・今度新宿行った時にまとめて買って来る予定です。

7.「時計じかけのオレンジ」アンソニ・バージェス

この作品は先にキューブリック監督の映画見てたので、後にしようと思ってたのですが、映画のその後のアレックスも描かれているということで、本屋に直行した覚えがあります。映画とあわせて面白かったです。アレックスに似ている後輩がいてかなり面白いやつなんですが、若干心配でもあります・・・
風刺とか皮肉とかそんなこと抜きに人間性を奪われたアレックスから、逆に人間味というものを考えさせられ良かったです。善悪を納得させるのは難しいようですね。しかし、それを完全に出来るとしたらそれは社会として幸せなのかいなか。人を幸せにするのが社会なのか、社会を幸せにするのが人なのか、後者に傾きつつある現状を見直さないと、やばげやばげですわー

8.「失われた世界」「毒ガス地帯」アーサー・コナン・ドイル

我が家のお犬様の名前の元でもある、ドイルの小説は中学生のときにドイル全集と傑作選で大体読んでいました。しかし、友人と電話してるときコナンドイルってSFも書いてるといわれて、「そうだったのか」と思って「失われた世界」と「毒ガス地帯」読み直したのですが、「失われた世界」はまだしも「毒ガス地帯」は正直SFとしては見るべきところが無いと思いました。SFについて門外漢なので、あれですが正直チャレンジャー教授という魅力的な人物以外面白さは感じなかった。「失われた世界」は完全に冒険小説として読んでました、SF毛嫌いしてても読めたわけですねw
そういう意味でSF嫌いの人も面白く読めると思います。ただSF好きの人は嫌いかも・・・

9.「アイ・アム・レジェンド」リチャード・マシスン

映画で知ってる方も多いかもしれませんが、映画より小説のほうが僕は好きでした。吸血鬼だらけになり地球で最後の一人となった主人公、毎晩家に襲いに来る吸血鬼に対抗して十字架やニンニクで身を守る。そして吸血鬼が活動できない昼間に物資の調達と寝ている吸血鬼に木の杭を打ち込んでいく・・・ラストの「アイアムレジェンド」この言葉だけで読む価値ありました。

10.「夢見る宝石」「人間以上」セオドア・スタージョン

この二作はどちらも衝撃的だったのですが、特に「人間以上」は人に勧めるかと聞かれれば肯定しづらいですが、個人的には読み続ける本であると確信してます。SF云々は別にして良い本に出会えたと思います。SF小説を読んで見てセンスオブワンダー、驚きや面白さは確かにあったのですが、「人間以上」を読んだときの衝撃は他と全く違ったベクトルでした・・・僕自身この小説を理解したと言い切る事は出来ないですが、不思議な感動がある作品でした。
「夢見る宝石」は優しさですね。

11.「タイムマシン」透明人間」H・G・ウェルズ

「タイムマシン」は短編なのですが新神経促進剤が面白かった。何千倍もの能率で動けるようになった人間の景色とはどんなものなのでしょう・・・
「透明人間」はまあ男なら一度は想像しますよねーしかし、意外と大変なんだと考えさせられます。そして設定が慎重に積まれてて良かったです。しかし、自分が透明人間だったらどうしてもエロイ方向に考えざるを得ないので夢いっぱいなのであります。

12.「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」ジェイムズ・P・ホーガン

やっぱりミステリーに慣れてる分この作品はかなり、わくわくしながら読めました。ホーガンの楽観主義とも取れるガニメアン=異星人の描き方が平和的で好きですね。しかし、やはり謎解きがされる「巨人たちの星」が一番テンションあがりました。SFファンへの道は遠いようです・・・
「内なる宇宙」はまだ読む予定ないです。「巨人たちの星」で満足した感が若干あるので・・・


13.「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」「時をかける少女」「笑うな」「アホの壁」筒井 康隆

「家族八景」と「笑うな」が面白かった。「七瀬ふたたび」は七瀬の魅力というか勢いで持っててる感が否めないので、「家族八景」が個人的に一番。ただ「笑うな」に入ってる「傷ついたのは誰の心」これが秀逸でこの一編だけでもこの本買う価値あると思います。「アホの壁」は一昨日「ゼロ年代SF傑作選」と一緒に購入してまいりました。つまりまだ読み終わってないっす・・・

14.「地底旅行」「海底二万里」ジュール・ヴェルヌ

「地底旅行」これが百年以上も前に書かれていることがすごいです。リアルさとは違うかもしれませんが本当に地底旅行に行きたくなるような、行ってみたくなるような、そんな想像をさせてくれる作品です。その想像が安易に出来ることこそこの作品の想像力の産物でもあり凄さであります。こういうSFが読みたいなと思いました。

15.「ゼロ年代SF傑作選」

秋山瑞人の「俺はミサイル」、長谷敏司「地には豊穣」、冲方丁「マルドゥック・スクランブル104」はかなり良かったです。どれもお勧めですが、ベクトルは違えど秋山瑞人と長谷敏司が一つ頭抜けて良かったですね。「あなたのための物語」がかなり好きなだったので、やはり長谷敏司の作品に目が行ってしまいましたw
このように素晴らしい作品もあったんですが、傑作選という割には個人的に他の作品は評価できないです・・・
元長柾木「デイドリーム、鳥のように」、桜坂洋「エキストラ・ラウンド」、梅猫沢めろん「アリスの心臓」はさっぱりでした。
しかし、それでも先にあげた二作だけで十分700円払う価値はあります。それほど素晴らしい「俺はミサイル」と「地には豊穣」でした。




今後はアルフレッド・ベスター、筒井 康隆、 アイザック・アシモフ、レイ・ブラッドベリを足がかりにSF小説読みすすめていこうと思うのですが、お勧めの作品があったら教えてください。
一番惚れ込んだのはレイ・ブラッドベリの「火星年代記」でしたが、一番影響されたのはスタージョンの「人間以上」でした。
このことからわかるようにやはりSFにはあんまり向かないようですね・・・面白くは読めるんですが何度も読もうと思う作品が、ミステリーに比べて少なすぎるのです。今後の人生に関わってきそうな作品と出会いたいです。アニメーションでも最近は何度も見ようと思う=DVD買いたいと思う作品がここ数年で「化物語」だけです。一作あるだけいいのですが、富野、押井、宮崎がいなくなった後のアニメに期待したいです。商業とかけ離れた部分でトルストイと格闘した宮崎駿の精神をつぐアニメ監督の「新しい」アニメが見たいです・・・絵本業界も商業に寄り添った作品が増えて残念だという意見を伺ったのですが、アニメ業界にもそこまで魂を売るような事を続けなければならないのか、どうしても納得がいかないのです。もちろん今放送中のアニメは楽しく視聴できているのですが、なんと申しますか魂の渇きを満たすものが無いのです。その流れに身を任せ楽しむことは可能ですが、本質的な何かが足りないのです。アニメーションを全体として評価できない、個々の声優、作画、演出、音楽、背景これを個別に褒める事は簡単です。その質の高さは今のアニメに十分あるものです。しかし、その個々が全体として一つの本質に向かっていない。作品としての肝の部分がかけているのです。いくら有名な声優を使おうが魅力的なキャラクターデザインをしようとも、全体の中で機能しなければ魅力も半減というものでしょう。もちろんキャラクターのみを切り離して愛でることは可能でしょうがそんなものアニメには何の関係も無い。キャラクターファンのためにキャラクターを動いているように錯覚させることだけが、アニメーションのチカラのはずが無いでしょう。もっと想像力が豊かで視聴者の想像力を創出し、そしてなお現実を抉り出してしまうようなそんな力を持った作品が見たいです。


なんだか結局アニメの話になってしまった・・・

ここまで読んでくださった皆様「ありがとうございました」そしてアニメファンになりませう
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